職種キーワード
グリーンコーディネーター
グリーンアドバイザー
庭師
仕事の特徴
植物を育てることよりも、植物を使って空間をデザインするという性質が大きい仕事と言えそうです。
植物についての知識だけはなく、インテリアデザインや建築デザインなど、「デザイン」という分野とも関係が深い仕事と言えそうです。
お客さんが作りたい雰囲気に合った植物を選び、予算にあわせて種類や数を決めて、配置するところまでが大きな一つの流れです。植物だけではなく鉢カバーや土の上に施す飾りの材質まで細かく工夫します。設置された雰囲気全体が、提供するサービスと言えるでしょう。
次に、それらのメンテナンスがあります。そちらの予算も込みで価格設定する場合が多く、水やりも含めてお客さんではなくこちらが全て行う場合が多いでしょう。葉っぱを拭く、枯れた葉を取り除く、枯れてきた場合には交換するのもサービスの一部です。
契約期間は月単位で、種類と量によって価格を計算していきます。
業界の概要
「グリーン」がつく企業が多い印象です。業種分類では、農業に分類される場合も多そうです。
園芸作物を育てる、もしくは仕入れてストックし、それを主に法人向けにレンタル、そしてメンテナンスを行うというスタイルの会社が多くなっています。
中には、明治時代から創業している企業もあり、全国展開をしている企業もある。
ただし、大規模なショッピングモールや観葉植物を置くようなオフィスビルが首都圏に集中していることから、事業所も首都圏近辺が圧倒的に多くなっています。
最近、空間における緑と植物の重要性が科学的にも証明されるようになり、需要が増えています。
さらに、植物の活性を維持する空調の整った設備が以前より整備しやすくなった事もあり、よりサービスを拡大できるようになっているようです。
大きな病院やオフィス、ショッピングモールなど、人が比較的多くいる場所に置かれている観葉植物は、その施設が独自に育てているものではなく、植物のレンタルによって提供されているものが多いはずです。
緑を使って空間や雰囲気をコーディネートするという、分野横断的なしごとと言える。